「病気にならない生き方」をするために、牛乳は飲むな?

病気にならない生き方とは、アルベイト・アインシュタイン医科大学外科教授の新谷弘実(しんやひろみ 1935年-)が提唱する生き方です。著書の「病気にならない生き方」では最近の日本人には未病の人が増えている、そして、その原因が食べ物にあることを、「胃相・腸相」という医学的見地に基づき説明しています。病気にならない生き方の理論は、新谷弘実が自身の経験から弾き出した、[動物性タンパク質や乳製品、肉や牛乳、を豊富に摂取する人は腸相が悪い]というものです。腸相とは、本人の造語で、良い手相や顔相などがあるように、健康な人には良い胃層・腸相がある、というものです。病気にならない生き方をするためには、牛乳は飲まない。「病気にならない生き方」を阻害する元凶は「カゼイン」。カゼインは牛乳に含まれるタンパク質の約8割を占め、胃に入るとすぐに凝固し、非常に消化が悪く、市販の牛乳は均質化させるためにかき混ぜられているので、牛乳に空気が混じり、乳脂肪分が過酸化脂質、つまり「酸化がとても進んだ、錆びた脂」になります。体に悪い証拠に市販の牛乳を授乳代わりに仔牛に飲ませると2〜3日で死んでしまうそうです。

「病気にならない生き方」と相反する牛乳を飲むと、骨粗鬆症になる??

病気にならない生き方の敵、過酸化脂質を多く含む牛乳は、腸内細菌のバランスを崩すばかりか、悪玉菌を増大させ、腸内環境を著しく悪化させます。そうなると、腸内にはアンモニアや硫化酸素、活性酸素などの毒素が発生し、いろいろな健康被害をもたらします。病気にならない生き方と相反する牛乳ですが、最大の誤解は、「牛乳が骨粗鬆症の予防に役立つ」と言われている所です。牛乳の飲み過ぎこそ骨粗鬆症を招きます。病気にならない生き方として、小魚などの食物に含まれるものより、牛乳のカルシウムは吸収がよいと言われますが、それは少し違います。牛乳を飲むと、血中カルシウム濃度は急激に上昇してしまいます。本来、健康な人間の血中カルシウム濃度は安定しています。急激に上昇した血中のカルシウム濃度を、通常の状態に戻そうという指令が出て、血中の余剰カルシウムを腎臓から尿に排泄してしまいます。つまり、結果として体内のカルシウム量を過剰に減らしてしまうという事になり、骨粗鬆症を招いてしまうのです。病気にならない生き方をするならば、カルシウムは小魚などの、昔ながらの日本食から摂取するのが良いということです。

病気にならない生き方をするために、お肉も食べちゃいけないの?

病気にならない生き方を提唱する新谷食事健康法では、肉、魚、乳製品、卵などの動物性の食物はできるだけ少なくし、穀物と野菜中心の食事をメインに増やすことを奨励しています。病気にならない生き方をするためには、肉、乳製品などの動物性タンパク質は、摂りすぎると胃腸で分解・吸収がしきれなくなり、腸内で腐敗し、宿便を作り、大量の毒素を作り出してしまうので、病気にならない生き方をするためには、極力避けたほうが良いと言います。なぜかというと、牛や豚の体温は、人間よりも高い38.5〜40度あり、鶏はそれよりもさらに高い41.5度なので、それよりも体温の低い人間の体内に入ったときには、ベタッと固まってしまうのです。
この脂のベタつきが、血液をドロドロにして、流れが悪くなり、血管の中で詰まったりします。一方、魚は変温動物ですから、人間の体内に入ってもベタッと固まらず当然、魚の脂が血液をサラサラにし、悪玉コレステロールを下げます。ですから、病気にならない生き方を実行するのなら、同じ動物性タンパク質でも、肉でとるより魚でとるほうが、人間の体にははるかによいのです。

Copyright © 2007 病気にならない生き方をしたければ、牛乳と肉を食べちゃダメなの?!